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千代田区の半蔵門にあるインド料理店でカレー弁当を食べたお客さんが腸チフスに感染して入院することになったというニュースがありました。
腸チフスは終戦直後までは比較的ポピュラーな感染症だったそうですが、最近はまったくニュースでも聞いたことがなかったですよね。それもそのはずで2000年に統計を取り始めてから今回がはじめてチフス菌の感染を確認したそうです。
腸チフスの症状って
腸チフスに感染するとどのような症状が現れるのでしょうか。まず、感染源ですが飲み水や食物です。
上下水道の整備されていない発展途上国で感染した人が日本国内に帰国し、感染を広げることが多いようです。今回の千代田区の例も、カレー屋さんということインドに帰国した料理人が料理に携わったことが原因と見られています。
症状については40度前後の発熱、下痢、血便なども見られるようです。バラ疹と呼ばれるピンク色の斑点が胸に現れるのも特徴のひとつです。
腸チフスの治療法は
基本的に効果のある抗生物質を服用するそうです。
腸チフスの予防接種と費用について
腸チフスのワクチンを汚染が予想される地域に行く前に打つといいです。感染の予防には2年程度効き目があるようですが、それ以上渡航しているようでしたら、再度摂取する必要があります。
また予防接種の料金についてざっと調べてみました。都内の病院・クリニックの場合、だいたい1万円前後の費用がかかるようです。国内でワクチンは製造されていませんので、輸入製剤になります。
まとめ
今回はたまたま料理人が海外で感染したと思われるので、海外渡航者以外ではそれほど腸チフスについて神経質になる必要はなさそうですね。
逆に不衛生な状態が常時あるような海外旅行・渡航する場合は、信頼のおけるお店以外では、なるべく生野菜やカットフルーツなどを食べないように心がけたいですね。
水道水が安全な日本では考えにくいのですが、水や氷などからでも感染するので、現地での水分補給はミネラルウォーターにて行うといいと思います。
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