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2014年9月、セアカゴケグモが東京都三鷹市のマンションの庭と隣接する公園で19匹発見されました。都内でセアカゴケグモが発見されたのは初めてのことです。
そもそもセアカゴケグモの発見がなぜニュースで騒がれているのかといえば、本来日本では生息していない外来種であるということ。また、刺された場合の毒性が強いことが理由です。
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セアカゴケグモの特徴は?
セアカゴケグモは体長が約1cmで、黒色。背中によく目立つ赤い帯状の模様があります。
1cmというとかなり小さな蜘蛛ですので、気をつけるだけでは発見は難しいのではないでしょうか。
セアカゴケグモは巣を張るタイプのクモで、屋外のブロック、プランター、庭石や墓石の間やくぼみ、排水溝の側面などに巣を張って、餌を採るために待ち構えています。
基本的にはこちらから手を出さない限り、攻撃性はない大人しいクモです。
表で庭作業をするときは、軍手や手袋をして手首を守るといいですよ。セアカゴケグモを見つけたら絶対に手で触れないようにしましょう。
また小さなお子さんを表に遊ばす場合は、背中に赤い筋の入った蜘蛛は絶対触ってはダメ! 見つけたら親に知らせるように伝えたいですね。
もしかまれてしまったら、患部を水で洗い流して、早急に医療機関を受診するようにしましょう。
セアカゴケグモ 毒の症状と強さ
セアカゴケグモに噛まれた時、実はすぐには症状は出ません。また大人は噛まれたことに気づくこともまれで、気づいたとしてもチクリと痛みを感じる程度。1時間ぐらい経つと、次第に痛みが増してきます。発汗やかゆみ、熱を感じるなどの症状が現れてきます。
しかし、乳幼児が噛まれた場合は、激しい痛みが起こるために泣き叫ぶ。刺された場所に発疹が起きるなどの症状が見られます。しかしハチに刺されたときと異なり、アナフィラキシーショックが起きることはないので、適切に治療を受ければ大丈夫です。
セアカゴケグモに刺されると死ぬのか? 毒性自体はそれほど強くないのですが、免疫力が弱い子供や高齢者の場合は、適切に重症化する危険があります。今のところ国内で死亡例はないそうですよ。
ちなみに野外で出会う昆虫で恐いのは、やはりスズメバチですね。
まとめ
夏が終わって涼しくなって、屋外での活動が気持ちいい季節。庭先で草木をいじっていてセアカゴケグモに遭遇したら恐ろしいですよね。
蜘蛛は益虫だからと殺さないという人もいるようです。ゴキブリを捕獲してくれることから益虫と呼ばれているらしいです。
しかし、毒グモを見かけたら早めに殺虫スプレーで駆除したり、またはセアカゴケグモの可能性があるときは、行政の環境課など該当する部署に連絡して、対処法を尋ねることをオススメします。