土鍋のひびを身近な材料で修理する方法

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寒い時期には鍋物などで土鍋が大活躍しますね。また最近ではごはんを炊くのに土鍋を使っている家庭も増えてきました。

我が家では今シーズン、毎日土鍋を使っているうちに、気づくといつの間にか土鍋にひびが発生してしまいました。

水漏れするほど深いひびではなかったのは不幸中の幸いなのですが、鍋の内側の側面に出来たひび割れは、目立ちます。

このまま使い続けていいものやら、それとももったいないけど、新しく土鍋を買い替えたほうがいいのか? 迷ってしまいます。

そこで、土鍋のひび割れを補修して修理する方法に調べてみました。

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土鍋のひび割れ修理にはおかゆ? それとも牛乳? 小麦粉もいい?

土鍋がひび割れしてしまった! そんなときはあわてずに、ひびを補修しましょう。

補修の方法は簡単です。土鍋の使いはじめにやった目止めを、もう一度やるといいです。

土鍋のひびを補修する方法

土鍋におかゆを入れて数十分炊いたあと、じっくりと冷ましてください。おかゆ同様、片栗粉・小麦粉や米粒などを同様に煮だしてでんぷん質を埋めることも出来ます。

入れる分量は2リットルくらいの土鍋でしたら大さじ2杯程度です。

大きく入ってしまった土鍋のひびには、ヒビの部分が埋まるくらいの量を入れて牛乳を温めるとよいです。「カゼイン」という物質が粘着して穴を塞いでくれます。

またちょっとした傷がついた場合は、そこに米粒を数粒塗って一晩置いてみてください。穴が少し埋まっているかと思います。

土鍋をひび割れしないように、気をつけたいこと

ひび割れしないように気をつけて置きたい点をまとめてみますね。

気をつける点は次の3つです。

温度差に気をつけて

急激に熱いお湯を入れる。冷蔵庫から冷たすぎる食材(冷凍モノ)を熱いお湯に入れるなどの温度差は出来るだけ避けましょう。

濡れたまま火にかける

土鍋の鍋底を濡れたまま火にかけるとひび割れしてしまう場合があります。鍋を火にかける前には鍋底をきちんと拭いておくと、無駄な電気代、ガス代を使わなくて済むのでいいですよ。

空炊き

鍋になにも入れずに火をつけてしまわないように気をつけましょう。まあこれは言うまでもないんですが、ついやってしまいがちですよね。

土鍋のひび。もしかしてそれってヒビじゃない?

上でご紹介してきたように、土鍋を使いはじめるときは「目止め」といって、土鍋の壁に出来た気泡をお米のでんぷん質で塞ぐ作業を行います。

繰り返して説明しますと、手順的には、土鍋に8割くらい水を入れて、おかゆを入れて弱火でふつふつと20分前後炊いた後、火を止めてゆっくり火を冷まします。

その目止めをした後、土鍋をしばらく使い続けていると、土と釉薬(土鍋の色がついた部分)が収縮していって、ひび割れてしまうことがあります。

これは「貫入」という土鍋特有の自然の現象です。

使いはじめの土鍋で、うっすらとひび割れしているけれども、特に水漏れするわけではない場合、もしかしたら「貫入」なのかもしれません。

ただし、見かけとしてはひび割れと貫入を区別するのは素人目には難しいと思います。

最近スーパーやホームセンターなどで売られている土鍋は基本的にはひび割れしづらい材質を使っていますが、伊賀焼などの柔らかい土を使った土鍋は、特に「貫入」が出来やすいです。

「貫入」かどうかは、購入したお店や製造元に聞いてみるのが一番ですよ。

割れにくい土鍋って?

萬子焼という三重県の四日市地方にある生産地で作られてる土鍋が「ペタライト」入りで耐火性があって、丈夫な材質で作られています。

萬子焼? そんなの知らないよと言われる方もおられるかもしれませんが、実は萬子焼。土鍋では全国シェアトップなので、あなたのご家庭にある土鍋も、実は萬子焼かもしれません。

「ペタライト」は高温でも壊れにくい性質を持つ鉱物のため、粉末化されたペンダントを混ぜた土鍋だと高温にも耐えられるので、ひびが入りにくくなっています。

購入するときにそういった「ペタライト」入りのものを選べば、ひび割れする可能性は低くなります。

またIHヒーターに対応した土鍋などは、空炊きしてもひび割れしにくいように、鍋底がセラミック入りになっています。

土鍋の簡単なお手入れ方法

中身を食べ切って空になった土鍋。早く片付けしたいからと冷めないうちに、冷たい水で洗ったりするのは止めましょう。急な温度差はひび割れや破損の原因となってしまいます。

土鍋に入った食材、汁物は別の容器に移しておきましょう。夕食の時に残った鍋の汁を、翌日の朝、おじやや雑炊にして食べることもあるかもしれません。液体をそのままにしておくと、ひび割れの原因になりやすいです。

鍋の汚れ

鍋の汚れはキッチン用の中性洗剤で洗ってください。焦げ付きができてしまったときは、研磨剤入のクレンザーなどは使用せず、食品用の重曹でこするといいです。

鍋の臭い取り

キムチ鍋やモツ鍋などの匂いの強い鍋物をやったときは、土鍋に匂いが残ってしまうことがありますよね。

土鍋についてしまった臭いは、土鍋いっぱいに水を入れてあと茶殻をひとつかみ入れて、10分くらい沸かすと取れることが多いです。それでもダメな場合は茶殻の分量を少し増やして繰り返し煮立ててみてください。

洗った後は鍋の底を上にして、しっかりと乾燥させましょう!

しっかりお手入れして楽しい土鍋ライフをお過ごしください♪

土鍋は上手に使えば5年10年と長持ちしますが、この方法を試してみて、ひび割れが補修できずに、水漏れするようでしたら、残念ながら買い替えの時期なのかもしれません。

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