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2014年8月末、東京の代々木公園でデング熱に感染したという人が確認されました。その中にはテレビ番組に出演中のグラビアタレントなどもいて、マスコミでは連日、デング熱の報道が続いています。
日本でデング熱の感染した患者が最後に確認されたのがおよそ70年前。ちょうど第二次世界大戦が終わった頃ですね。なので、若い世代では、デング熱自体を知らないひとが大多数ではないでしょうか。
そこで、いったいデング熱とはどんな病気なのか調べてみました。
デング熱ってどんな病気? その症状は
デング熱はデングウィルスが蚊を媒介にして拡がるウィルス性の感染症です。デング”熱”の言葉通り、一過性の熱性疾患で熱帯で罹る病気になります。
ウィルスというとワクチンで治ると思われるかもしれませんが、デングウイルスは対応するワクチンが2014年現在でまだありません。
しかも根本的な治療法は確立されておらず、熱や痛みなど症状に対して対処療法的に、治療を施すしか、治療方法がないそうです。なので、マスコミでは大騒ぎになっているのですね。
デング熱はどんな症状を引き起こすのかというと、初期症状はほとんど風邪の熱と同じで、40度近い発熱が続くことがあるようです。重症化するとはしかの症状に似た皮膚に発疹が現れて、骨が砕けるかと思われるような関節の痛みが続くそうです。
いずれの場合でも症状に対して対応して治療をしていき、免疫力を回復させていくしか治療方法がないようです。
デング熱の予防対策の動画
東京医科大学病院渡航者医療センターが制作した海外渡航者向けの「デング熱の基礎知識と予防対策法」を説明した動画があったので載せています。
デングウィルスを媒介する蚊の生態と、虫よけ薬の塗り方を解説しています。日本は虫よけ薬に入っているディードという成分が10%と海外のものに比べて低いので、2、3時間ごとに塗ったほうがより効果的だそうですよ。
デング熱の予防法やワクチンの予防接種
結論からいいますと、予防法やワクチンでの予防ができないのがデング熱のやっかいなところになります。海外渡航の際にワクチンの予防接種をして病気に備えるということが出来ないんですね。
だとすると、デング熱から身を守るためには、どうすればいいのでしょうか。
ひと言で言えば蚊に刺されないようにする、ということになります。
蚊にさされないようにするには?
まず、日本には蚊が約100種類いて、その中の30種ほどが人を刺すそうです。
まず蚊に刺されないようにする
蚊に刺されない方法は 13通りを試してみたら
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO32685280S1A720C1W08101/?df=2
という日本経済新聞の記事になかで、蚊が嫌うものを記者の方が身を持って実験しています。
その中で一番効果があったのは、
「ディートなどの化学物質を主成分とする虫よけ剤」ということで市販の虫除けスプレーだそうです。
蚊がいそうな所へ行くときは、肌の露出を避けるように長袖長ズボンを着用し、虫除けスプレーは必ずつけることを心がけたいものです。
屋内への侵入を避けるために網戸のない窓を開けっ放しにしない、網戸の破れを直しておきたいですね。
特に蚊に刺されやすい人は要注意です!
蚊を発生させない
蚊に刺されないようにするためには、「蚊を発生させない」のがポイントです。
家のまわりに蚊の幼虫であるぼうふらが卵を生む水を置かないように心がけることが重要です。
小さな水槽に金魚やメダカを飼うとぼうふらを食べてくれるそうですよ。
昔、よく庭先には小さな池があって金魚とか飼われていましたけど、そういうわけがあったのですね。
庭先に置くものとして、こういう方法も……。
蚊が媒介するデング熱の感染に悩まされるフィリピンでは、ペットボトルにブラウンシュガーとイースト、水を混ぜた液体を入れ、二酸化炭素を発生させて蚊をおびき寄せ捕獲する「蚊取りペットボトル」を市民に配布したところ、なんとデング熱の感染者が半減し、大きな成果を上げました。
http://eonet.jp/health/healthcare/health65.html
まとめ
過熱するマスコミ報道などを見ると、テング熱が非常に危ない病気だということが分かります。
しかも初期のうちは風邪と見分けづらい症状なんですね。なので、風邪かなと思っていて高熱が続くようでしたら素人判断せずに専門医に診断をお願いしたいですね。まずはご近所のかかりつけ医に診察してもらいましょう!
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