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春になり、夜と昼の温度差が大きくなってきました。季節の変わり目は体調も崩しがち。ふと気づくと、鼻水がタラリ!
しかも、なかなか止まらない!
もしかしてついに花粉症になったのかも!?
・・・色々な思いが頭を駆け巡ります。
焦ってしまう前に、なぜ鼻水が出るのか、原因は何か、考えてみましょう。
鼻水って、なぜ出るの?
鼻水は、鼻の内側から出される粘液で、鼻に湿り気を与えたり、外から入ってきた菌から粘膜を守ったりするため、常に分泌されています。
ですが、外部からたくさんの病原菌や花粉が入ってきてしまった場合、異物を洗い流すために大量の鼻水が分泌されます。
少量の鼻水であれば、無意識のうちに飲み込んでしまっているのですが、あまりに大量の場合は鼻から溢れ出ます。これがズルズル出る鼻水の正体なのです。
鼻水いろいろ
一口に鼻水と言っても、色々な種類があります。見分けやすいのは色で、透明、白、黄色、緑などがあり、それぞれ異なった原因が考えられます。
早めに病院にかかったほうが良い場合もあります。
症状と主な原因をまとめましたので、参考にしてください。
鼻水が透明のサラサラは花粉症の可能性あり
鼻水が透明で水っぽい場合、鼻が軽い炎症を起こしていると思われます。風邪のひきはじめや、ハウスダストや花粉によるアレルギー反応、寒暖差による刺激などが考えられます。
鼻水が白っぽくて粘りがあるは風邪、蓄膿症
風邪が進行している、または蓄膿症(副鼻腔炎)の可能性が考えられます。
風邪をひいて風邪の菌が体内に入ってくると、体と菌が戦います。その時に出た菌の残骸は、膿となり体外に排出されます。この膿が粘りや白さの正体です。さらに風邪が進行してしまうと、今度は黄色い鼻水になります。
ちなみにアレルギーが原因の場合、膿は出ませんので鼻水はサラサラのままです。サラサラがずっと続く場合は、アレルギーの原因を突き止めたほうが良いので、病院へ行くことをお勧めします。
また粘りのある鼻水が出る場合、蓄膿症になっていることも考えられます。蓄膿症も風邪が引き金になることが多いのですが、白や黄色い鼻水が何日も続く場合は、放置せずに耳鼻科に行きましょう。
鼻水が黄色っぽい色がついている
体が風邪菌とかなり激しく戦っている状態と考えられます。病原菌の残骸がたっぷり含まれていますので、すすったりしないように!
また、蓄膿症が進行している恐れもありますので、早めに病院へ行きましょう。
鼻水が緑色のドロドロ
臭いがついていることもあり、蓄膿症の進行が考えられます。量が多かったり、痛みがあったりしませんか?粘膜も弱くなっていますので、あまり強く鼻をかまないようにしましょう。
どうやったら鼻水が止まるの?
原因によります。蓄膿症やアレルギーの場合は、病院に行かなければ鼻水を止めることはできません。ですが軽い風邪や、鼻粘膜への刺激が原因だった場合は、いろいろと方法があるようです。
中には「本当に?」と言いたくなるものもありますが、百聞は一見にしかず。お試しください。
暖かくする
寒暖差で鼻水が出ている場合や、軽い風邪の症状である場合、体を温めて安静にしているのが良いでしょう。それほど寒さは感じていなくても、一枚羽織ると、鼻水が止まることがあります。
鼻うがい
鼻に入った異物を洗い流す効果があるので、スッキリします。最初はツーンとするかもしれませんが、何度も繰り返すうちに上手にできるようになります。
1. 2リットルのぬるま湯(25~30度)に大さじ1杯の食塩を入れ、よく溶かします。
2.片方の鼻の穴を指で押さえ、もう片方の鼻の穴から食塩水を入れます。飲み込んではいけません。
3.食塩水を鼻から出します。
4.もう片方の鼻も同じ要領で行い、5回くらい繰り返します。
5.鼻に食塩水が残ったままだと炎症を起こすことがあるので、軽く鼻をかんで、水分を出しましょう。口もゆすいでください。
水を口に含む
水を一口ふくみ、飲み込まずにしばらくそのまま我慢します。そしてゆっくり水を飲み込みます。たったこれだけのことですが、ピタリと鼻水が止まることがあるんですよ!
ツボを押す!
鼻水への効果が期待できるツボがいくつかあります。ツボは強く押せば効くというものではありません。イタ気持ちいいくらいが丁度良いようです。
◆迎香(げいこう)
あらゆる鼻のトラブル効くツボです。小鼻の脇を、両手の人差し指でゆっくり静かに押します。
◆鼻通(びつう)
鼻の粘膜の機能を高めるツボです。小鼻の少し上の凹んだところにあるので、鼻筋を両手の人差し指で上下にゆっくりこすります。
◆清明(せいめい)
目頭の脇にある、よく疲れ目の時に押すツボです。ここは鼻にも効くんです。眼球を押さないように、注意してください。
【動画】鼻水の話
鼻水が出る仕組みを医師がわかりやすく説明しています。けっこう専門的です。
いかがでしたか?
ここに紹介した「鼻水を止める方法」は、いずれも一時的なものばかりです。本当に止めるには、原因を確定し治療を受ける必要があります。
また、鼻水が出る前に、埃や花粉を吸わないようにする、風邪をひかないように気をつけるなど、生活と体調の管理をしっかりすることも大切です。何事も予防が肝心ですね。
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